労働の負担を軽くしたい…
生活費の全てを不労所得で賄うための資産なんて築けない…
こういった方におススメなのがside FIREです。barista FIREと呼ばれることもありますが、この記事ではside FIREと表記します。
この記事では以下のことが分かります。
- Side FIREの概要
- Side FIREのメリット・デメリット
- Side FIREに向いている人
Side FIREとは何か
Side FIREとは、生活費を不労所得と労働収入で賄うFIREの形です。
労働といってもフルタイムで働くのではありません。不労所得だけでは足らない分の生活費を稼げればよいのですから。
負担の少ないパートやアルバイト、またはやりたかったけど収入が少なく諦めていた仕事につき、そこで得た労働収入を生活費に充てる、というイメージです。
Side FIREのメリット
目標の資産額が小さく達成しやすい
生活費の全てを不労所得で賄うfat FIREとは違い、side FIREでは不労所得で足りない分は労働収入で賄うスタイルです。
そのため、不労所得用に築く資産はfat FIREに比べて少なく済みます。
例えば生活費のうち不労所得と労働所得がそれぞれ占める割合を半々(不労所得50%,労働収入50%)とした場合、築く資産額は全て不労所得でまかなうfat FIREの半分になります。
労働者向けの社会保障の恩恵が受けられる
働いている人向けの社会保障(厚生年金や労災保険など)の恩恵を受けられることです。
例えば会社員の場合に加入する厚生年金では、保険料の半分を会社が負担してくれます。
厚生年金に加入していると年金受給額が国民年金のみの場合に比べて多くなります。
FIREが破綻した場合のリカバリーがしやすい
物価上昇によって生活費が上がる、突然の事故・病気で突発の出費が発生するなどの理由からFIREを続けることが難しくなる場合があります。
そんなときside FIREであれば、労働収入を増やす方向で対応することができます。
FIRE中も働いているので無職の時期がないため、最悪の場合フルタイムの仕事に戻るという方法も取りやすいです。
Side FIRE(Barista FIRE)のデメリット
生活のために働く必要がある
生活費の一部を労働収入に頼るため、働くことが必須になります。
労働時間は短いですが、自由に使える時間は完全リタイア(fat FIRE)の場合よりも少なくなります。
働くことで受けるストレスからも完全には解放されません。
長期間の自由な時間を作りにくい
不労所得と労働収入の配分にもよりますが、side FIREでは週2~3日働くことを想定しています。
そのため数ヶ月・数年単位の自由な時間を作ることができません。
もし長期間の休みが欲しい場合は一旦仕事を辞めるといった決断をしなければなりません。
さらに、仕事を休んでいる間の生活費も貯金をしておく必要でしょう。
side FIREはこんな人にオススメ
やりたい仕事・挑戦したい仕事がある人
side FIREは働くことが必須になるため、働く意欲がある人に合っているFIREです。
以下のような仕事があるならば、side FIREを目指すことをオススメします。
- やりたかったけど収入面を考えて諦めていた仕事
- 挑戦したかった仕事
FIRE後の破綻が不安な人
完全に働かずに生活するfat FIREでは、物価上昇などで生活費が上がった時に対応できません。
そのようなFIRE破綻のリスクが怖い人は、FIREを続けることが難しくなった時もリカバリーしやすいside FIREがオススメです。
おわりに
生活を労働収入に頼り切らないことで、仕事の選択の幅を増やすことができるのがside FIREです。
自分のやりたいことを仕事にしたい人、今よりも負担が少ない仕事をしたい人に合ったFIREの形です。
興味がある方はぜひ目指してみてください。
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