僕は基本情報技術者試験に2回落ちた弱小エンジニアです。
そんな僕でも、独学で2019年度の応用情報技術者試験に一発合格できました。
この記事では、僕が合格するためにした勉強法と、本番で気を付けることをお伝えします。
はじめにやること
まずは参考書を手に入れましょう。
参考書はこれまでの試験の傾向を分析して作られており、試験によく出る情報が詰め込まれています。
応用情報は範囲が広いため、参考書を使って出題範囲を効果的に学習するのがおすすめです。
1回は参考書を読み切りましょう。
僕が使った参考書は「応用情報技術者合格教本」です。
知識が分野ごとにまとめて書かれていて読みやすいです。
また、覚えるべき場所が協調して書かれており、広い出題範囲の知識を効率よく覚えるのに重宝しました。
午前対策
試験前
午前対策は過去問を繰り返し解くことと、重要な単語とその意味を覚えることが重要です。
午前試験の1/3くらいは過去問がそのまま出ます。そのため過去問を解くのはかなり効果的です。
過去問を繰り返し解くには過去問道場(https://www.ap-siken.com/apkakomon.php)がおすすめです。
過去の試験で出題された問題を網羅できて、解説もついている優れものです。
パソコン、スマホの両方で使えます。webアプリをインストールすればスマホのホーム画面からすぐに使えます。
この過去問道場で通勤などのスキマ時間に何回も過去問を解くのがおすすめです。
問題文も覚えてしまえば、本番で1問5秒くらいで解答できます。
残りの2/3は新しい問題ですが、参考書と過去問の知識で8割程度は解けます。
参考書と過去問の知識は、単語カードを使って覚えると良いでしょう。
参考書の知識は、参考書に重要とマークされている単語と意味を単語カードに書き込みます。
過去問の知識は、過去問道場で解答後に不正解の選択肢の解説が見れるので、そこから意味を読み取りカードに書き込みます。
単語の説明が長い場合は、キーとなる部分のみカードに書くとよいです。
こちらも過去問道場と同じで、スキマ時間に何回も解くのがおすすめです。
※注意点:単語カードは定期的に順番を並び替えましょう。カードの順番で覚えてしまい、試験本番で単語と意味がセットで出てこなくなります。
最近注目されている技術から新しい問題が出題されることもあります。流行りの技術は概要レベルで押さえておくと良いでしょう。
ただし、完全に対策するのは難しく出題数も少ないため、参考書と過去問の知識を覚えることに注力するのをおすすめします。
計算問題の対策
計算問題は過去問道場で「計算問題のみ出題する」を選択して、紙を使って書ける環境で解くのがおすすめです。
繰り返し解けば紙に書いて計算するのに慣れますし、答えの出し方も覚えられます。
試験本番
試験前の対策ができていれば、時間に余裕ができます。焦らずに以下の4点を意識して挑みましょう。
受験番号などの必須事項は一番最初に記入する
必須事項の記入は間違えるとそこで終了です。最初に間違えないように記入しましょう。
解答用紙にマークする前に解答欄が合っているかを確認する
問題を解いて解答欄にマークするたびに、問題と解答欄の番号が合っているかを確認しましょう。
1個ズレると修正するのも大変です。
分からないと感じたら飛ばして次の問題に進む
問題文と選択肢を読み終えて分からないと感じたら、迷わず飛ばして次の問題にいきましょう。
分かる問題を解き切った後に、リラックスして取り組みましょう。
思いつく解法で解けなければ、飛ばして次の問題に進む
自分が思いつく解法で解けなければ、飛ばして次の問題にいきましょう。
焦って解けるものも解けなくなります。分かる問題を解き切った後に、リラックスして取り組みましょう。
午後対策
試験前
午後対策は午後問題を解くことに慣れることと、得意分野を作ることを目指します。
そのために、まずは過去問をたくさん解きましょう。
午後問題は必須が1問、残り10問から4問選択して解答する形式で、10問それぞれに出題分野が設定されています。
必須問題は長い間「情報セキュリティ」の分野のため、過去問を解いて傾向を掴んでおきます。
それ以外の分野は過去問をたくさん解いて、自分が解きやすい分野が分かってきたら、6分野くらいに絞って得意分野にするため磨きをかけます。
令和3年春期の試験要綱によると以下の13分野が出題範囲になっています。「情報セキュリティ」以外の分野で6個の得意分野を作りましょう。
- 経営戦略
- 情報戦略
- 戦略立案・コンサルティングの技法
- システムアーキテクチャ
- サービスマネジメント
- プロジェクトマネジメント
- プロジェクトマネジメント
- ネットワーク
- データベース
- 組込みシステム開発
- 情報システム開発
- 情報セキュリティ
- システム監査
ここでもやはり、過去問道場が役に立ちます。
過去の午後問題が分野別に分けられているので、得意分野の問題をたくさん解いて徹底的に磨くことができます。
過去問道場では答案をタイピングで入力できますが、午後の問題を解くのに慣れるために、ノートを用意して紙に答案を書き込んで解くことをおすすめします。
答案用紙に書き込む時間も考慮できて、本番と同様の条件で解くことができます。
(僕はタイピングで練習したため答案用紙に書き込む時間を考慮できず、本番で時間が足りず焦ってしまいました。。)
試験本番
午後試験は過去問と全く同じ問題が出ることはありません。時間を気にする必要がありますが、こちらも焦らず以下の3点を意識しましょう。
解けそうな問題を見極める
必須の問題を解き終えた後、対策の中で磨いた得意分野の問題を斜め読みして、選択肢の10問の中から自分が解けそうな問題を見極めましょう。
ひとつの問題に時間をかけすぎない
午後試験は150分あるため、単純計算で1問30分で進めるのが理想です。
序盤で考え込んでしまったら、次の問題に移るようにしましょう。
最後まであきらめない
知識問題以外で分からない問題があっても、最後まであきらめないでください。
空欄で提出すると0点が確定します。問題文の中にヒントがあるので、それを探して何とか答案を埋めましょう。
おわりに
独学でもあきらめずに勉強すれば、応用情報技術者試験に合格することができます。
今回は僕が実際に試験に合格した経験をもとに勉強法を紹介しました。
人それぞれ適した勉強法があると思います。僕の経験が少しでもお役に立てば嬉しいです。
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